割合とは?(くらべる量・もとにする量)

小学算数の最難関「割合」を、二重数直線の図でいちばんやさしく。割合=くらべる量÷もとにする量の意味と、2つの量の見分け方が身につきます。

このページのゴール

割合の意味を理解し、「もとにする量」と「くらべる量」を見分けて、割合を求められるようになる。

「定員20人のうち、15人が参加しました」。この15人は全体のどれくらい?——こういう「全体に対してどれくらいか」を表すのが割合です。割合は「どっちでわるの?」で迷いがち。でも、たった2つの言葉を見分けられれば大丈夫です。

割合の求め方

やり方

  1. 文から もとにする量(全体・基準)を見つける
  2. くらべる量(くらべたいほう)を見つける
  3. 割合 = くらべる量 ÷ もとにする量 で計算する

「定員20人のうち15人」なら、もとにする量は20、くらべる量は15。

15÷20=0.7515\div 20=0.75

割合は 0.75 です。

どうしてわり算なの?

割合は「もとにする量を1とみたとき、くらべる量がどれだけにあたるか」を表します。下の図で見てみましょう。

割合 0 0 15 0.75 20 1

もとにする量20を「1」とそろえると、15はその 0.75 倍の位置にきます。これが割合。だから「くらべる量 ÷ もとにする量」でもとめられるのです。

セナちゃんのアイコン
セナ

なるほど、全体を1とみて、その何個分か(何倍か)を表すんだね。分数の「何倍」と同じだ!

ホクト先生のアイコン
ホクト先生

その通り! 割合は新しい計算じゃなくて、「もとにする量を1にそろえた、わり算」なんだ。図でいつも“1の場所”を確かめると迷わないよ。

いちばんのつまずき:わる順番

よくある間違い

まちがい

20÷15=1.3320\div 15=1.33\ldots(もとにする量をくらべる量でわった)

正しい

15÷20=0.7515\div 20=0.75(くらべる量 ÷ もとにする量)

割合はふつう1より小さくなることが多いです(全体の一部だから)。答えが1をこえたら「順番が逆かも?」と見直すクセをつけましょう。

理解チェック①

「もとにする量」を見分けるコツ

文章のどれが「もとにする量」かを見抜くのがカギ。次の言葉に注目します。

コツ

もとにする量は、こんな言葉の前後にある:

  • 「〇〇 △△」→「〇〇」がもとにする量(例:「定員割合」=定員がもと)
  • 「〇〇をもとにすると」→「〇〇」がもと
  • 「〇〇にあたる」→「〇〇」がもと
  • 「AはBの何倍?」→ B がもとにする量

理解チェック②

やってみよう(練習問題)

✏️ やってみよう(練習問題)

次の割合を小数で求めましょう。

  1. 25人のうち20人が女子。女子の割合は?
  2. 50ページの本を30ページ読んだ。読んだ割合は?
  3. もとのねだん800円の品物が、いま600円。もとのねだんをもとにした、いまのねだんの割合は?
答えと解説を見る
  1. 20÷25=0.820\div25=0.8
  2. 30÷50=0.630\div50=0.6
  3. 600÷800=0.75600\div800=0.75(もとにする量は800円)

おうちの方へ

割合でつまずく最大の原因は「どちらでわるか分からない」こと。公式を丸暗記させるより、二重数直線で「全体(もとにする量)はいつも1の場所」と毎回確認させるのが結局いちばんの近道です。「〜の」の前を指さして「これがもとだね」と声に出すのも効果的です。

割合がわかったら、次は日常でよく見る 百分率(%)歩合。割合を%に変えられるようにしましょう。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • 割合 = くらべる量 ÷ もとにする量
  • もとにする量を 1 とみたとき、くらべる量がどれだけにあたるかが割合。
  • 「〜の」「〜をもとにすると」の前がもとにする量
  • わる順番をまちがえないこと(もとにする量でわる)。
#割合#もとにする量#くらべる量#小5算数