方程式の解き方(移項)

一次方程式を速く解く「移項」をわかりやすく。移項すると符号が変わる理由、文字を左・数を右に集めて x=◯ にする手順が身につきます。

このページのゴール

移項を使って、文字を左・数を右に集め、一次方程式を x=◯ の形で解けるようになる。

2x+3=112x+3=11 を、いちいち「両辺から3を引いて…」と書くのは大変。そこで使うのが移項です。移項を覚えると、方程式が一気にスピードアップします。コツは「移すと符号が変わる」だけ。

移項とは

等号をまたいで、項を反対側に移すことを移項といいます。このとき符号(+−)が反対になります

2x+3=112x=1132x+3=11 \quad\Rightarrow\quad 2x=11-3

+3+3 を右辺に移したら 3-3 になりました。あとは 2x=82x=8、両辺を2でわって x=4x=4

2x+3=11等号をまたぐと符号が変わる2x=11−3

なぜ符号が変わるの?

移項は、実は「両辺から同じ数を引く(たす)」を省略して書いただけ。前のレッスンの等式の性質そのものです。

2x+3=112x+3=11 2x+33=113(両辺から3を引いた)2x+3\,\underline{-3}=11\,\underline{-3}\quad(\text{両辺から3を引いた}) 2x=1132x=11-3

左辺の +3+3 が消え、右辺に 3-3 が現れました。これを一気にやるのが移項。だから符号が変わるのです。

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セナ

なるほど、移項はズルじゃなくて、等式の性質の“近道”なんだね。

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ホクト先生

その通り! 仕組みは同じ。だから移項のとき符号を変え忘れると、てんびんがかたむいて答えがズレる。「移したら符号チェンジ」を口ぐせにしよう。

理解チェック①

解く手順

やり方

  1. 文字の項を左辺数の項を右辺に移項する(符号を変える)
  2. 両辺を計算して ax=bax=b の形にする
  3. 両辺を x の係数 a でわる

例:5x4=3x+85x-4=3x+8

5x3x=8+4(移項:3xを左へ、4を右へ)5x-3x=8+4\quad(\text{移項:}3x\text{を左へ、}-4\text{を右へ}) 2x=122x=12 x=6x=6

文字が両辺にあるとき

3x+8=x3x+8=x のように、文字が右辺にもあるときも同じ。文字を左に集めます。

3xx=82x=8x=43x-x=-8\quad\Rightarrow\quad 2x=-8\quad\Rightarrow\quad x=-4

よくある間違い

移項で符号を変え忘れるのが最大のミス。2x+3=112x+3=112x=11+32x=11+3 としてしまうと答えがズレます。移項したら必ず符号を反対に

理解チェック②

やってみよう(練習問題)

✏️ やってみよう(練習問題)

移項を使って解きましょう。

  1. x+9=4x+9=4
  2. 3x7=83x-7=8
  3. 6x=2x+126x=2x+12
  4. 5x3=2x+95x-3=2x+9
答えと解説を見る
  1. x=49=5x=4-9=-5
  2. 3x=8+7=153x=8+7=15x=5x=5
  3. 6x2x=126x-2x=124x=124x=12x=3x=3
  4. 5x2x=9+35x-2x=9+33x=123x=12x=4x=4

おうちの方へ

移項は「等式の性質の近道」だと理解させると、符号を変える理由が腑に落ちます。最初のうちは省略せず「両辺から引く」式を1行はさんで書かせ、慣れたら移項に短縮——という段階を踏むと、符号ミスが激減します。

基本の解き方ができたら、次はかっこ・小数・分数がまざった方程式。形を整えれば、同じやり方で解けます。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • 移項 = 項を反対側に移すこと。移すと符号が変わる
  • 文字の項は左辺、数の項は右辺に集める。
  • $ax=b$ の形にして、最後に両辺を x の係数でわる
  • 移項は「等式の性質(両辺に同じ操作)」を速くしただけ。
#一次方程式#移項#方程式の解き方#中1数学